個人事業主の起業に必要な技術と実績の作り方

個人で稼ぐノウハウ

個人事業主が起業に必要なのは技術と実績

早いもので、オランダで起業して4年目突入。

起業したての頃は、果たして1年持つんだろうかと気が気ではありませんでした。

でも、何とか続けることが出来、

最近は過去を振り返ってみる余裕も生まれてきました。

そして、冷静に分析してみるに、個人事業主が起業に必要なのは正直なところ技術実績だと言えます。

今回は個々の部分を深堀したいと思います。

起業に学歴は必要?

ところで、日本だろうと海外だろうと、企業に就職しないのなら、学歴ははっきり言って要りません。

学歴が必要なのは、企業に従業員として就職を希望する場合です。

  • 企業に就職→学歴が有利に働く
  • 個人事業主→学歴は必要なし、必要なのは技術実績

特に海外だと、日本の大学のランキングを知っている外国人なんかいません。

東京大学だろうと「東京にある大学」といった認識です。

ただ、オーストラリア、カナダ、イギリスの様に、政府が移住プログラムを公式に持っている国の場合で、この移住プログラムを利用したいのなら、学歴は高い方が有利です。(でも、学校のランキングは問われない。)

こういう移住プログラムは、この職業だったら何ポイント、最終学歴が大卒なら何ポイント、修士修了なら、博士修了なら、、

といった具合に、英語力、年齢、職業、学歴、その他諸々がポイント化されていて、何ポイント以上あれば合格っていうシステムですから。

でも、今回この移住プログラムは特殊なので外して話したいと思います。

ということで、海外でビザが下りやすいのは、寿司職人と美容師さんが典型であるように、いかに技術あるいは実績があるかがカギです。

起業に必要な技術

しょっぱなから話の腰を折るようで残念なのですが、特に技術があるわけでもなく、英語もそんなに得意でない人の場合、海外で自力で就職あるいは起業はほぼ無理です。

これが出来るのはパートナーに擁護されている場合だけだと思います。

例えばオランダのデザイン設計事務所で就職を希望するなら、専門知識以外に、オランダ語、英語、それ以外にドイツ語、フランス語または中国語のいずれか、ということで最低でも合計3ヶ国語が要求されます。

ヨーロッパの言語は兄弟語が多いので5ヶ国語喋れるヨーロッパ人なんてザラです。

そんな中、あえて日本人が採用されるとすれば、

  • 要求の3か国語をクリアしている
  • 日本プロジェクトにどうしても日本語ネイティブが必要
  • 言葉のハンディを超える特別な技術を持っている

こういったケースでないと難しいかと。

それだったら、起業すればいいじゃないかとなるかもしれませんが、おっしゃる通り、起業自体は想像以上に簡単に出来ます。

政府が要求している事業資金を銀行口座に入金して、必要書類を提出するだけなので。

難しいのは、事業を継続させることです。

起業は出来ても、2年後のビザ更新で多くの日本人が引っかかっていると聞きます。

理由は、仕事を取れていないから。

要は事業活動の実績がない(invoiceがない)ため、移民局からビザの更新を却下されたということです。

周りの日本人を見ていて思うことは、ビザの更新が出来ている人というのは、何かしらの技術を持っているか、米国やイギリスで大学を卒業していて英語の能力が高いかのどちらかです。後者の場合、だいたい、皆さんTOEIC900超え。

それで、技術と語学とどちらが時間がかからず習得し易いかというと、これはもう技術の方ですよ。

なので、もし、海外を目指すのなら、まずは何かしらの技術を日本で身に付ける、これが一番の近道です。

具体的にどんな技術が良いのか

それでは、具体的にどんな技術が良いかというと、コンピューター関連です。

Word、Excel、Powerpointは使えて当たり前の領域なので話から外します。

もちろんあなたが新卒なら、Word、Excel、Powerpointといったソフトが今現在使えなくても問題ありません。

でも、机に座って行う仕事をしている社会人で、これを使えていないとなると、転職時、かなり厳しい状況に追い込まれます。年齢が上がると特に。頑張りましょう。

話を元に戻して、例えば私は普段、Autocad、Sketchup、Vray、Adobe Photoshop、Adobe Premiereで仕事をしています。こういったソフトはどれも特に難しいものではなく、Autocad、Sketchup、Photoshopは、従業員時代、会社で仕事で使っているうちに気が付いたら自然と憶えていました。周りのみんなもそんな感じでした。

なので、いきなり難しいソフトに挑戦するのではなく、数週間から1ヶ月程度で習得できる簡単なソフトから入っていけばストレスも少なくて良いと思います。

習得に数年かかる語学に比べれば、短期間で習得できてお得です。

起業に必要なのは実績

現在、デザイン設計と絵画のアートスタジオを事業としてやっています。

この内、デザイン設計の方は、従業員時代ずっとやってきたことです。

そのため、起業した時すでに実績がありました。

起業したての個人事業主に会社の看板なんてありませんから、この過去の実績はとても重要です。

というか、この実績のおかげでここまでやってこれたと言っても過言ではありません。

従業員時代は、

「何でこんな仕事が私のところに回ってくるのかなー」

とブーブー(心の中で)言いながらやっていましたが、

この時マスターしたコンピュータ操作やら、専門知識が巡り巡って

起業後の私を助けてくれました。

実績のない分野で起業

それでは、実績がないと新しい分野で事業を始められないのかというと、そんなことはありません

私事で恐縮ですが、絵画のアートスタジオの方は以下のような状態で始めています。

・美大出身ではない

・日本で絵画教室の運営をしたことはない

とまぁ、ないない尽くし状態でした。

実績のない分野で起業した場合の戦略

こんな実績がない状態でそれでも走り出した場合、

当然ながら、最初の内は仕事にありつけないわけですよ。

なので、この時とった戦略はこんな感じです↓

  • 従業員時代の実績でまずは仕事を取る
  • 始めたばかりの分野を数年かけて育てる
  • 従業員時代の仕事を本業から副業に移す 
  • 育ってきた分野の仕事を副業から本業に移す

会社に勤めていた時は、少なくとも平日毎日8時間以上は自分の業務をこなしていたわけで、まがりなりにもそれだけの時間数かけて出来上がった実績というものは、その人の最大の即戦力になるはず。

従業員時代の仕事内容が嫌で起業したとしても、起業したての優先順位は、何といっても生き残ること

資産いっぱい持っている人なら別ですが、多分、こういう恵まれた人はほんと一握りだと思うので、従業員時代の実績でまずは稼ぐ。

その一方で、始めたばかりの分野を数年かけて育てていきます。

私のやっている絵画教室は、始めて1年半過ぎたころから急に人が増え出しました。

お店なんかで、最初ガラガラだったけど、数人お客さんが入ってきたら、

それを見た人たちも、「じゃぁ私たちも」とつられて入って来て、

あれよあれよという間に人でいっぱいになりましたっていうあの感じ。

こうなってからは、強気にも、

「この人、どう考えても合わないな。。」

と初対面で(or 初メールで)思ったら、こっちから入会をお断りしています。

話が飛んでしまってあれなんですが、

お客様は神様だからとペコペコするんじゃなく、

こっちも「客を選ぶ」ことって、仕事をする上で超絶大事。

これは起業してからこれまで学んだ教訓の一つです。

で、話を戻して、始めたばかりの分野のビジネスが数年かけてすくすく育ち、安定して収入を生み出してくれるようになったら、それまで本業にしていた従業員時代のデザイン設計の仕事の方を副業に回しました。

今は、こちらのデザイン設計の方も、興味のある仕事以外はお断りしています。

お陰様で、かなりストレスレスな生活を送れています。

まとめ

一般論的にまとめ直すとこんな感じです↓

1.従業員時代の実績でまずは仕事を取る

2.同時進行で、始めたばかりの分野を数年かけて育てる

3.従業員時代の仕事を本業から副業に移す or 止める

4.育ってきた分野の仕事を副業から本業に移す

5.同時進行で、更に新たな分野を数年かけて育てる

6.4と5を数年サイクルで回し続ける

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